スロバキアワインの特徴は、まず、「やさしさ」が第一にあげられる。アルコールが低めであり、主張が強すぎず、お料理に寄り添うところが特徴的である。家庭料理にベストマッチしたスロバキアワインは、自然な形でスロバキアの人たちの生活に共存している。スロバキアのワイン市場では多様化が進み、ローアルコール飲料の消費者が増えている一方、スロバキアワインは全体的にアルコールが低くライトな味わいであるため、まだまだ期待ができると言われている。
2つ目の特徴は、品種が60種近くあり、多様であることである。生産量の多くは、ヴェルトリンスケ・ゼレネ(グリューナー・ヴェルトリーナー)、フランコフカ・モドラ(ブラウフレンキッシュ)および国際品種(リースリング、ピノブラン、ゲヴェルツトラミネール、カベルネ・ソーヴィニヨン、ピノノワール等)で占められているが、魅力的な土着品種も多くある。例えばアロマティックなデヴィーン(白葡萄)、はなやかなイエローマスカット(白葡萄、トカイにも使用)、スパイシーなアリベルネ(黒葡萄)は生産量が少ないながらも独特の味わいがあり、存在感を示している。スロバキアワインは和食を含め、お料理の多様性を受け止めるだけの品種の多様さがあるともいえる。
スロバキアワイン年間生産量(1,000 hL)


