スロバキアワイン品質分類

1993年のスロバキア建国時は今よりもより冷涼な土地であり、栽培時に葡萄を間引く事も無く、酸度の高い葡萄を大量に収穫し補糖を行っていた歴史から、1996年に収穫時の葡萄の糖度で格付けを行うドイツ的なワイン法が施行された。糖度の単位はスロバキア独特の単位でNMNormalizovaný muštomer)である。これは、マストメーター(糖度を図る器具)を使って数値化したもの。
NM=マスト1hlに1kgの糖分(10/L

NM度 エスクレ度、KMW度との比較

マストメーター

スロバキアワインは以下の3つのカテゴリーに大きく分類される。
①テーブルワイン (地理的表示のないワイン 最低糖度13NM)
②地理的表示保護ワイン (PGI)
③原産地呼称保護ワイン (PDO、スロバキア原産地保護指定品)

※DSC又はD.S.C=Districtus Slovakia Controlatus)と同義

更に葡萄の糖度により下図の様に分類される。

現在のスロバキアのワインの分類は、上記表の通り、2009年に施行されたEUのワイン法に準拠し原産地の考え方を取り込む一方で、各生産地のワイン造りは日々進化し続けており、地域毎で適した葡萄を栽培・ブレンドしたワインや土着・固有品種を交配した葡萄で醸造したワインも珍しくないのが現状である。