主な葡萄品種
白葡萄、黒葡萄の比率は近年3:1と全体の75%を白葡萄が占める。
その中でも代表的な物がヴェルトリンスケ・ゼレネ(Veltlínske zelené=グリューナー・ヴェルトリーナー)で全栽培面積の17.7%を占め、
黒葡萄はフランコフカ・モドラ(Frankovka modrá=ブラウフレンキッシュ)である。(同9.4%)
土着品種、国際品種を合わせて58品種が栽培されている。
白葡萄、黒葡萄の比率は近年3:1と全体の75%を白葡萄が占める。
その中でも代表的な物がヴェルトリンスケ・ゼレネ(Veltlínske zelené=グリューナー・ヴェルトリーナー)で全栽培面積の17.7%を占め、
黒葡萄はフランコフカ・モドラ(Frankovka modrá=ブラウフレンキッシュ)である。(同9.4%)
土着品種、国際品種を合わせて58品種が栽培されている。
種別栽培比率


Source: スロバキア統計局
土着・固有品種
Pálava ゲヴュルツトラミネール×ミュラー・トゥルガウ
(パラヴァ) 品種の出自からも想像できるようにアロマティックな品種、甘口も辛口も有る。
Devín ゲヴュルツトラミネール×ヴェルトリンスケ・チェルヴェーノ・スコーレ(マルヴァジア)
(デヴィン) アロマティックな品種、甘口も辛口もあるが甘いものに秀逸な物が多い。
Alibernet アリカンテ・ブーシェ×カベルネ・ソーヴィニヨン
(アリベルネ) ウクライナ原産の品種だがスロヴァキアで定着。色調の濃さとスパイシーさが特徴
Dunaj (ミュスカ・ブーシェ×オポルト)×スヴァトヴァヴリンツケ(ザンクト・ローレント)
(デュナイ) 1958年にブラチスラバの研究所で交配されたが登録されたのは1997年

ヴェルトリンスケ・ゼレネ(グリューナー・ヴェルトリーナー)は、スロバキアで最も広く栽培されている、スロバキアを代表する白ブドウ品種です。中央ヨーロッパ全域で愛されていますが、スロバキアのテロワールは、このワインに独特のミネラル感とフレッシュさを与えます。
スロバキアの主な栽培地域:
特徴:
料理との相性: 非常に万能なワインで、伝統的な肉料理(シュニッツェル)や新鮮なサラダはもちろん、和食(特に寿司や天ぷら)、さらにはスパイシーなタイ料理とも素晴らしい相性を見せます

ミュラー・トゥルガウは、スロバキアで非常に親しまれている白ブドウ品種の一つです。親しみやすいアロマと軽やかな口当たりが特徴で、スロバキアではそのシーズンの最初に瓶詰めされる「新酒(Young wine)」としても非常に人気があります。
スロバキアの主な栽培地域:
特徴:
料理との相性: その軽やかさから、食前酒として最適です。軽い前菜、川魚(マスのグリルなど)、野菜のリゾット、またクリーミーでマイルドなチーズと素晴らしい相性を見せます。

ヴェルシュリースリングは、スロバキアのブドウ栽培における重要な柱の一つです。名前に「リースリング」と付きますが、有名なライン・リースリングとは別系統の品種です。晩熟な品種であり、テロワールを如実に反映するため、極辛口から極甘口まで非常に幅広いスタイルのワインを生み出します。
スロバキアの主な栽培地域:
特徴:
料理との相性: 辛口タイプは、冷菜、鶏肉料理、豚肉、またはシンプルなパスタ料理とよく合います。甘口のセレクションは、デザートやブルーチーズとの相性が抜群です。

デヴィンは、スロバキアで誕生した独自の交配品種(トラミナー × ゲヴュルツトラミネール×ヴェルトリンスケ・チェルヴェーノ・スコーレ(マルヴァジア))です。ブラチスラバ近郊の象徴的な「デヴィン城」にちなんで名付けられました。スロバキアが生んだ最も成功した白ブドウ品種の一つであり、世界最高峰のゲヴュルツトラミナーにも引けを取らない、華やかで芳醇なアロマが特徴です。
スロバキアの主な栽培地域:
特徴:
料理との相性: 辛口タイプは、スパイシーなアジア料理、香りの強いチーズ、パテなどと非常によく合います。甘口タイプは、デザートやフォアグラと合わせるほか、食後の「瞑想のワイン」として単体で楽しむのも贅沢なひとときです。

フランコフカ・モドラは、スロバキアで最も重要かつ伝統的な赤ワイン用のブドウ品種です。中央ヨーロッパの精神を象徴する品種であり、エレガントな構造と、テロワールを如実に映し出す深い味わいを提供します。
スロバキアの主な栽培地域:
特徴:
料理との相性: 赤身の肉料理、ラム肉のグリル、ジビエ料理、そしてスロバキア伝統のアヒルやガチョウのローストと完璧に調和します。その心地よい酸味は、トマトベースのパスタや熟成したハードチーズとも素晴らしい相性を見せます。

カベルネ・ソーヴィニヨンは世界的に有名な品種ですが、スロバキアでは独自の表現を見せます。赤ワイン用ブドウ栽培の北限に位置するスロバキアのカベルネ・ソーヴィニヨンは、アルコールの高さや重厚感よりも、エレガンス、フレッシュさ、そしてこの品種本来の純粋なアロマが高く評価されています。
スロバキアの主な栽培地域:
特徴:
料理との相性: 赤ワインは、ステーキ、鹿肉、ラム肉のロズマリー添えなどと相性抜群です。ロゼワインは、軽めの夏野菜サラダ、サーモンのグリル、クリーミーなパスタ料理とよく合います。

デュナイは、スロバキアが誇る現代の交配品種((ミュスカ・ブーシェ×オポルト)×スヴァトヴァヴリンツケ(ザンクト・ローレント)で、誕生から短期間で伝説的な赤ワインとしての地位を確立しました。スロバキアを流れる「ドナウ川」にちなんで名付けられ、その濃密でリッチなキャラクターから「スロバキア赤ワインの至宝」と呼ばれています。
スロバキアの主な栽培地域:
特徴:
料理との相性: この力強いワインには、重厚な味わいの料理がよく合います。鹿肉のベリーソース添え、ビーフステーキ、ダークチョコレートを使ったデザート、あるいは長期熟成させた濃厚なチーズと完璧な相性を見せます。